こんな本読みました。

読んで感じて書き出して、そして忘れていく。備忘録ブログ。

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『皆勤の徒』 酉島伝法 著

2014/09/10(水) 19:39:52 酉島伝法 THEME:読んだ本の感想等 (ジャンル : 小説・文学 EDIT
皆勤の徒 (創元日本SF叢書)皆勤の徒 (創元日本SF叢書)
(2013/08/29)
酉島 伝法

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 疲れました…………面白いんですけど、めっちゃめちゃ疲れました……。
 SFって何だっけ?読んでるあいだ、ずーーーーっと思ってたのがこの言葉。わたしの知ってるSFっていうのは宇宙船とか宇宙物理学がどうしたこうしたとか。
 でも。これ、めっちゃSFだったんですね!
 万人にお勧めできるものではないです。ありきたりの小説に飽きて変わったものが読みたいなーと思う人向けw
 くじけないで読み切ったら、そこに待っているのは気持ちいいくらいのSFです!





ミステリに、三大奇書、と言われるものがあります。
夢野久作の『ドグラ・マグラ』、小栗虫太郎の『黒死館殺人事件』、中井英夫の『虚無への供物』。わたしはまだ『黒死館』しか読んでないんですが……『虚無』は積んでる。というかもったいなくて大事に取ってる(笑)。

で、その奇書の一冊である『黒死館』を読んだとき、わたしはこれのどこが奇書?普通にミステリやん、と思ったものです。

そんなわたしが言います。


これ、SF界の奇書でしょ?!


とにかく、最初からさいごまで、ずーーーっと頭の上に?マークがありまして、まったく減らない。増えていく一方の?マーク。

何がなんだか分からない、とにかく理解できない、断章はもっと意味不明で涙目、それなのに面白いってどういうことですかもうわけわからん!

ところがですね。

解説の大森さん、グッジョブ!ていうか、この解説が無かったら理解不能なまま終わってSFが信じられなくなるところだった……。

この解説で、今までの、それぞれの物語が一気に腑に落ちてきて(……なんかこの「腑に落ちる」って表現がまた作者の酉島さんと解説の大森さんにまんまと嵌められてるような気がしてしょうがないわーwww)。

ガチでSFだった。
ひゃーびっくり。

ミステリでいうカタルシスのような、気持ちいい収まり具合。

凄いもの読んだよね、うん。

SFとしてだけじゃなくてもね。

わたし達が目にする単語、熟語、日本語が、変な風に捻られていたりして言語的に遊び心満載なんですが、外来語として日常使ってる言葉を直訳したままの形で作中に出てきたりしてどうしようわたしこれから「ヘッドハンティング」て見るたびにコレが出てくるんじゃなかろうか(笑)

そういう、独特の言葉使いやらとさっぱり分からない世界観が相まって、始めのうちは読んでも頭に入ってこないんですよね。目が字面を滑る感じで。
それでもう深く考えずにとにかく読み進めるとアラ不思議!唐突にこの世界に慣れてくるんです。外国に行ってぜんぜん分からないネイティブさんの中でただひたすらヒアリングしてたら急に聞き取れるようになる、っていうじゃないですか、あんな感じかな。


ストーリーも、登場する生命体の姿かたちや言葉も、生命の産み落とされ方も、世界の在りようも、何もかもがわたしのイメージ出来るものではなかったです。挿絵を見てもなお理解できないこの途方も無い想像力の断絶感。

マジで、読む人を選ぶ本です。

わたしは、こういう世界が嫌いじゃないんですけど、ただ読み進めるのにかなり時間がかかりました。

が、ハマったら面白いんです。

勇気のあるかたは、ぜひwww

(2014.4.17 読了)
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