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『目白台サイドキック 魔女の吐息は紅い』 太田忠司 著

2014/03/11(火) 02:48:12 太田忠司 THEME:読んだ本の感想等 (ジャンル : 小説・文学 EDIT
目白台サイドキック  魔女の吐息は紅い (角川文庫)目白台サイドキック 魔女の吐息は紅い (角川文庫)
(2013/09/25)
太田 忠司

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 『女神の手は白い』に続く、書き下ろし続編です。
 確かに、「キャラミス」ですね、ラノベとまではいかなくても、読みやすいです。太田先生の作風が読みやすくはあるんですが。キャラに引っ張られてぐいぐいと。
 ……ていうか、ほかのシリーズに比べてミステリ成分が若干弱めなのかもしれない?とも思ったり。うーん。面白いんですけどね。
 微妙に、じゃないか、主要キャラの一人の「秘密」が初っ端から伏せることもなく出てくるので、このシリーズ未読で興味のあるかたは、前作を読んでからの方がいいと思います。





ということで、前作を読んだ皆様、ご一緒に。

ぐいぐいと一気読みしましたよー。

手がかり、伏線というミステリのテンプレよりは、警察小説のテンプレを使ったシリーズだと思います。
前に有栖川先生が仰ってたんですけど、警察小説は推理しない、尾行とか聞き込み(体を使う捜査)で事件の真相に迫る、みたいな。
無藤くんのやってることの基本はまさにそれです。
ただ、南塚さんという名探偵が「嫌々ながら刑事になった」立場で、警察組織をぶっちぎって独自で動くことと、手足になる無藤くんまである程度自由に動けて警察と名探偵の間を取り持つキャラなので、べったり警察小説には寄っていない、という読み口。

名探偵の南塚さんがいろいろ推理してるけど、主人公格の無藤くんの聞き込みによって明らかになる過去と、現場の状況や証拠品のすり合わせ。
いろいろ名前が出てくるなかに、犯人はいるんだというフィクションのお約束があるので、安心です。(←?)

無藤くんの電話の相手、「妹」が、こうつながるのかー!という方がシリーズの軸。
でも、こんなにあっさり正体明かして対決してごにょごにょ……って、もしかしてこのシリーズはこの二作品で終わりですか太田先生。

名前がついてるキャラのほとんどが怪しくもあり、妙に引っかかるキャラとモブキャラがはっきり分かれてるなあとも思い…、
でもってこれは真犯人の意外性を際立たせるためだったわけですが。
ええと、ある意味これは心理的タブーじゃないのかな(苦笑)
もちろん、この人の可能性は排除できないし動機も動機でアレなんですが(どれだ)、なんというか、このひと犯人にしちゃったかあ!みたいな感じw
関係者のアリバイ調べをそんなにこだわってなかったのもしょうがない。うん。
(現実にコレが可能かどうかは考えちゃダメですね)

まだ駆け出しというか若いミステリ作家さんだったら空中分解してそうな流れだと思うんですけど、そこはさすがに太田先生、纏まってるなあ。

無藤くんがヤバイっぽいのも想像できたけど、そうかー、相手の方が上手だったかー。
で、序盤の無藤くんと北大路さんとのあの会話が、ココに活きてくるとか。これだけだったらミステリとの親和性は低いと思うんですよね、動機なんて理解不能でめちゃくちゃやもん。それをこうして事件の謎と絡めてあって。そのための南塚さんだったわけですがね。うん。

繰り返しますが、ほかのシリーズものに比べたら、ミステリ(謎解き)成分は少し弱めだと思います。
特にキャラ読みする女性読者向けには、赤尾さんや黒沼さんの方がキャラが立ってるような気がしなくもないです(苦笑)
でも、ミステリ映えする派手な事件の謎は、ぐいぐいと読ませてくれます。
シリーズ二冊を続けて読むのもいいかもですよね。
さて、続きはあるのかなあ。


(2013.10.26 読了)
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