こんな本読みました。

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『もしもあなたが猫だったら?』 竹内 薫 著

2008/09/04(木) 08:13:37 新書 THEME:読んだ本の感想等 (ジャンル : 小説・文学 EDIT
 ネット徘徊している中で、偶然この本の存在を知りました。で、タイトルに惹かれて私には珍しいことに、中公新書という実用書に手が伸びた次第。
 しばらく読み進めていって、気が付きました。
 ミステリ作家、湯川 薫氏と同一人物だったのか!湯川氏のお名前だけは知ってましたので(未だ作品は未読)、一気に緊張感がなくなりましたよ。
 ということで、これはミステリじゃなく思考実験で遊びましょ♪という本です。
 ご紹介ですので、未読のかたにも興味を持っていただけたら幸い☆




えーと、表紙の折り返し部分の文言をそのまま書き写すと。

<もしもあなたが猫だったら?もしもテレポーテーションされてしまったら?もしもブラックホールに落ちてしまったら?現実にとらわれず、科学的推論だけを根拠に思考を羽ばたかせれば、今までとは違う世界が見えてくる。そんな「思考実験」=脳内シュミレーションは、刺激的なゲームであると同時に、科学的思考法を身につける絶好のトレーニングだ。「もしも」の世界に遊びながら、思考実験のプロセスを味わおう。>

とあります。
著者の竹内氏は、科学哲学・物理学専攻の理学博士だそうですが、その肩書きよりも先にあるのが、「猫好き科学作家」。
ねこ好きな人に悪人はいません(言い切った)!
じゃあ、と氏のHPに飛んだら、まあなんとたくさんのねこに関する著作があることか。知らなんだ。

この本は第七章まであって、一日一章ずつ読んでほしいという著者の言葉に従い、せっかちな私が一章ずつじっくり読みました。…というより、一章ずつしか進めない…(涙)
いえ、まだ第一章の「もしもあなたが猫だったら?」の中で誘われる思考実験は分かりやすいんですよ。
へえ♪こらおもろいな~と、油断したら…

第二章「もしも重力がちょっぴりだけ強かったら」
第三章「もしもプラトンが正しかったら」
第四章「もしもテレポーテーションされてしまったら」
第五章「もしも仮面をつけることができたら」

このあたりまではまだついて行けた、けど…

第六章「もしも小悪魔がいたならば」
第七章「もしもアインシュタインが正しかったならば」

………ふふっ。私の頭のどこに、アインシュタインを理解できる脳みそがあるってんだっ。

数学も物理学も、てんで入らない構造になってる私の脳内で、この思考実験は実験じゃなくて妄想、よくて空想です。

まあでも、宇宙の話は大好きなので、ブラックホールだのテレポーテーションの理屈だのは分かりました。ていうか、SFの世界に遊ぶって、こういうことですよ。

まず、第一章のねことか鳥とかの話は面白かったし私も常々思ってることでもあったし、すいすいと進みました。可視光や色の不思議と世界の広がり。
これだけ分かりやすく書いてあると、まるでウチの女王様の見ている世界を知ったような気にまでなってしまう(笑)

次の重力の話。
太陽系のバランスとシンプルであり複雑な宇宙。
重力がほんの僅かに強かったり弱かったりするだけで、生命体の存在はあり得ないか、想像もつかない形になるか。並行宇宙、孫宇宙とも言いますが、無数の宇宙がある中の、私たちのいる宇宙はその一つに過ぎないというのは、めっちゃ愉快!最後には「超ひも理論」という究極まで行ってしまいます(笑)こんなのうっすらとしか理解できませんけどね。

つぎはプラトン。
名前だけは散々聞くけど、彼の理屈(じゃなくて哲学と言え私)が如何に綺麗で非人間的で頭の中だけの世界であるか。
プラトンというと、よく「イデア」という言葉が出てきますが、このイデアがどれほど夢のような世界か、人間の住みにくい世界なのか、分かったような気がしますよ。古代ギリシャの哲学者は皆揃ってヒマだったのね(言い過ぎ)

テレポーテーションといえば、やっぱり【スタートレック】でしょう。
あの「転送」が可能かどうか、そこには、現在のクローン人間(オリジナルとコピー)の存在について考えないといけないんですね。
だんだんと図解もややこしくなってくるわ量子と粒子が出てくるわで、冷や汗が噴き出すんですが、FAXの例えがあるので何とか……。
でもかなり怖い思考実験です、これ。自分とは何かというアイデンティティの問題になりますから。

さあもう、このあたりから、怪しいんですが、次の仮面の話。
<間主観性>って何よ?<役割理論>……そして出たー「相対性理論」!
顔も知らないネット住人とのやりとりが、一切の仮面を不必要にする論理は面白かったけどさ。

後は……理数系には出来てない私には、要約することすらできませんて。
興味を持たれた人がご自分で見てくださることをお願いするばかりです(泣)

でもでも、日常は全く使ってない部分の脳みそが活発になって、かなり愉快な気分になります。
ストレスためてうだうだ悩んでる時に、かえってスッキリするような気が。
脳内のスケールがあまりにもでっかいんですもん。
アホらしくなりますよ、きっと。

(2008.04.23)
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