こんな本読みました。

読んで感じて書き出して、そして忘れていく。備忘録ブログ。

スポンサー広告 > SRの会60周年記念大会 4
イベントレポ > SRの会60周年記念大会 4

スポンサーサイト

--/--/--(--) --:--:-- スポンサー広告 EDIT
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
Comment (-)

SRの会60周年記念大会 4

2012/05/30(水) 20:51:43 イベントレポ EDIT
(承前)


綾辻先生:映像でしかできないものをしたかった。
有栖川先生:で、小説でもそうですけど、一度やったものはもうできないんです。
綾辻先生:ジレンマがあって。小説に利用できると嬉しい。メディアミックスとかどうですか、って言われるけど『十角館』は、どうやっても映像にはできない。同じように、安楽椅子探偵をノベライズしませんかって来るけど、どうしてもノベライズできないんです。これってちょっと損。

有栖川先生:メディアミックス…
綾辻先生:有栖川さん、叙述トリックとか好きじゃないでしょ?
有栖川先生:あんまりね。
綾辻先生:目張り密室とか言いますよね。

綾辻先生:打ち合わせの時、いろいろアイデア出してて、最初は有栖川さん、すっごくイヤな顔する。
有栖川先生:そんな顔する?!
綾辻先生:でもそれが【ON AIR】になったり。
有栖川先生:自分の小説だって、どうやって考えたっけ?と思うことがある。ましてや人(綾辻先生のことかな?)のはこんなのどこから考えたんやろうと思う。
綾辻先生:ふたりともエラリー・クイーンが好きで鮎川さん好きで新本格で一緒にやってきてるのに、考え方がぜんぜん違う。

有栖川先生:解決編で、こういう風に言わせたいと思って、そこから。
綾辻先生:安楽椅子でもトリロジでも、プロットを組み立てるときに(有栖川さんは)解決編の決めゼリフを呟き始めるんだよね。
有栖川先生:安楽椅子の会議って京都か大阪で、そこでレジュメを渡して説明するんやけど…。その綾辻さんが書くレジュメと私が書くレジュメが違うんよね。綾辻さんは箇条書き。私は後半(解決編の部分?)がセリフになる。
綾辻先生:最近、そういうのがうつった(笑)『奇面館』の謎解きのシーンで、これを言わせようって。
有栖川先生:アプローチが違うんですよね。それが本格ミステリの面白いところ。
綾辻先生:だから10年いっしょにこの距離でやってきて、不思議とケンカしないんですよね。


このあと、先生方の近況があって(先にアップしたやつ)その流れで読んでください。

有栖川先生:推理小説で「これが完璧だ!」ってないんですよね。
綾辻先生:『奇面館』もウンザリって感じで書いてたけど、『Another』書いてると本格ミステリっていいなあと思うし、本格書いてるとホラーっていいなあと思う。
目の前の仕事はつらく見えるんですよね。ホラー書いてても仕掛けないと気が済まないから大変なんですけど、終わってみると、また書きたくなる。『奇面館』で区切りがついた感じ。ミステリ・ジョッキー、またやりたいね。

質疑応答。

有栖川先生に質問。
Q.40周年大会のとき、確か『双頭』と『46番目』が出たばっかりのころ、「『龍の密室』だか『虎の密室』だかについて、腹案があります」と仰ってましたが、それ、そろそろ書いていただけませんか?
A.たぶん、聞き間違いじゃ?(会場爆笑)冗談半分だったか、もともと無かったものか。
そもそも私、腹案があったことが生涯に一度もないんですよ。(会場笑)
まあ、特別な何かが浮かぶ日がくるかもしれないし…。

次に国名シリーズについての質問がこれも先にアップしたので割愛。

綾辻先生に質問。
Q.アニメ版『Another』で、原作にはない、海水浴のシーンやラストの合宿のシーンがありましたけど、あのネタは先生が提供されたものなんですか?
A.あれはアニメスタッフの知恵です。もちろんシナリオチェックはしましたよ。意味のないのはダメだと釘をさしておきましたから。
ラストの合宿のバトルロワイヤルに、抵抗はありましたけど。原作ではバトルロワイヤルにしないように書いたんです。だから。でもアニメでやりたい気持ちも分かったし。

有栖川先生への、…質問?
同人誌『カメレオン』で、どれを書いたのか当ててみろって言われて、本名ですか?ペンネームですか?って聞いたらペンネームとのことで、すぐに分かりましたよ有栖川有栖って。一番面白かったから。
それはともかく、綾辻先生に質問です(おい!)
Q.『奇面館』は、安楽椅子探偵のためのアイデアだったんですか?仮面とか。
A.違います。安楽椅子以前に既にあったアイデアです。九十年代前半から半ばにかけて。安楽椅子探偵の方が後です。

有栖川先生:安楽椅子探偵の打ち合わせの時に、今書いてるものに近いのはすごく嫌がりますよね。
綾辻先生:ブレーンストーミングでの紳士協定。
有栖川先生:そんなんあった?!
綾辻先生:え?!

・アイデアの出し惜しみはしてない。そんな余裕ない。どんなものでも全部出す。全部言う。
・その中で、入れない方がいいネタは、責任もって持って帰る。
・二人で文章を書いてないから。レジュメは文章とは違う、消えるもので、我々はアイデアを出すだけで書くのは(脚本家の)戸田山さんにお願いしてるから。
・これが自分の書いた文章だったら、人に触られるのは不愉快。レジュメだから大丈夫。
綾辻先生:トリロジの『Yの標的』のときは、割り切ってやりました。


だいたい、トークショウはこんな感じでした。
このあと、椅子を端に寄せてサイン会の準備。
担当編集の栗城さんと河北さんがすーっと入ってこられて、サイン会のテーブルのセット。このお二人で、会場は一気にサイン会モードに!(笑)
サインはひとり一冊。さっき会場で買った本はもちろん、持参した本でもOK。『MJ3』はお二人のサイン。
ということで、先にどちらかの先生にサインいただいたら、もう一方の先生の列に並びなおす、というえらい時間のかかる…まあ、普段のサイン会に比べて人数が少ないので大丈夫でしたけど。
わたしは『MJ3』に入れていただきました。
有栖川先生の前に立ったときは、いつも一緒にやすこさんが今日は来られなかったことを告げて先生からもメッセージいただきました。もう最近はわたしの名前は何もなくてもスッと書いてくださいますwwwうれちいwww

で、緊張しててそこまでしかお話しできなくて。
事前に考えてた、この前の能楽堂のとき、先生から公式認定をいただいた火村准教授の誕生日確定ツイートが100RTを超えましたよ!というご報告ができませんでした……しくしく。今度何かでお目にかかれるチャンスができたら、そのときには必ず!

で、綾辻先生の列に並びなおし、わたしの番が来たんですが。
どうやらわたしの少し前から、担当の栗城さんと話されていて。
なんだろうと思ったらどうやらテーブルが高くてサインしづらいよ、という風なことだったです。ちょっとお声かけづらくて、サインいただいてありがとうございました、とだけ。

んで、わたしはまたしても、有栖川先生の奥様ににじり寄り(笑)またしても猫談義。
イヤな顔ひとつせずに付き合ってくださる奥様。お優しいです。
とっちらかって同じことを何回もべらべら喋ってただけなような記憶が甦っておりまして、今は穴があったら入りたいし穴がないなら自分で掘って埋まりたい(涙)
レセプションパーリィには出ない分、ギリギりまで奥様に密着してしまいました。失礼いたしました。

猫談義。楽しかったですよー萌え萌えだったですよー♪
(最早、トークショウが目的なのか奥様との猫談義が主目的なのか、分からない今日この頃です)

綾辻先生、有栖川先生、戸川さん、出版社のかたがた、大垣書店の書店員さんお二人、SRの会の世話人の皆様、お疲れ様でした。楽しかったです。ありがとうございました。

スポンサーサイト
Comment (-)

ページの最初に戻る

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。