こんな本読みました。

読んで感じて書き出して、そして忘れていく。備忘録ブログ。

イベントレポ > SRの会60周年記念大会 2

SRの会60周年記念大会 2

2012/05/30(水) 20:47:45 イベントレポ EDIT
さて、ブレイクタイム直前の犯人当ての頃合に入場された有栖川先生、少し遅れて綾辻先生。
一旦外に出られまして。
そろそろ時間ですよーと再びご臨席の時、奥様とわたしの目の前を通られたんですが、…おタバコのにおいがしました(笑)


くんかくんかしました(爆)

で、壇上のテーブルに、向かって右側に綾辻先生、真ん中に有栖川先生、そして戸川さん、の順で、席につかれました。

まず戸川さんが進行役としてマイクを握られたんですが、SRの会とのそれぞれのかかわりや思い出をどうぞ、と、すぐに両先生に丸投げ(笑)

綾辻先生が、SRの会は有栖川さんの方が長い、と仰って、まずは有栖川先生が話されました。

以下、覚えてることだけ箇条書き。

・このプログラムの寄せたものに書いたように、入会は16歳のとき。高校生だったか受験中だったか。いまも現役会員だから、この中でも古株かな。
・(年表にあるように)51年7月、高野雄吉さんが旗をデザインして、「カッコイイ旗があるなあ」と思った。
・作家デビューしたとき「SRの会に何か言われるやろなあ」と思った。SRの会は容赦ないから。「かわいがったろかー」という感じ。
・でも、そういう容赦ない批評が良い。そういうのがないと、「本当に良かったか?」と思う。
・ミステリーの話をする人がまわりにいなくて、幼馴染とはクイーンとカーを交換したりしたけど、他にはいなくて。SRの会は有名だった。
SRマンスリーは中身の濃い機関誌で、初めて大阪支部に行ったときはカルチャーショックだった。おじさんおばさんお兄さんお姉さんがいっぱいいて(会場笑)、いい体験だった。私もこういうかっこいいミステリーファンになりたいと思った。

綾辻先生:早熟なマニアですね。
有栖川先生:そうですか?
綾辻先生:僕は京大に入ってやっとミステリーについて語り合うようになって、先にエラリー・クイーン・ファンクラブ(以下EQFC)に入ったんですよね。
有栖川先生:そっちもマニアックじゃないですか!

以下、綾辻先生。
・スポーツ新聞だったか読売新聞だったか…(客席から「デイリースポーツ!」という声が)ああデイリースポーツでしたか、まあそういう新聞に載ってたのがEQFC。すぐに入らなきゃいけないと申し込んだ。ミステリーファンの絆を深めたのはそれが初めて。
・高校の時だったかに、後の東京創元社に入る松浦くんがSRの会の会員だと知りました。

有栖川先生
・私が初めて大阪支部の例会に出たとき、高校生だったんですけども、松浦さん、彼は中学生で坊主頭でしたよ。で、お父さんが心配されてねえ、「それ(支部の例会)、無事に帰ってこられるの?」って。
SRの会はいろんなゲームやってたんですが、お父さんも参加されてましたね(笑)
当時の竹下会長が、お父さんに、「こういう健全なところですから」って言って。それを聞いて私も安心しましたわ(大笑い)

綾辻先生
・SRの会と聞いて、マニアの集まり、という認識。SRって何?密室?うわー、みたいな(笑)
推理小説同好会にしとけば(大笑い)
・EQFCに入って、作家になって、なった当時は評判が気になるんですよ。濃いファンにどう評価されてるのかって。当時はネットもないし。
『迷路館』だったかな、これが評判が良くて、気を良くして(笑)
・5年前に親しくしていた編集者さん(宇山さん)が亡くなって、そのときにいろんなものをやめてSRの会もやめたんですが、マンスリーはそれからもずっと送ってもらってます。
・SRの会が60周年、還暦ということで、私も赤いシャツを着てきたんですが。
有栖川先生:いっつもやん!

綾辻先生
・有栖川さん、覚えてるかな、40周年記念大会を蹴上の会場でしたときのゲストが豪華で。
鮎川先生、法月くん我孫子くん黒崎さん…。鮎川先生は「ひとことも口を聞かなくていいから」ということで来てくださった(笑)
・で、10年経って、50周年記念が三十三間堂近くのナントカホテルで…年表の平成14年2月。この時のゲストは法月くん山前さん光原さん…。
・なんで今日は(ゲストが)少ないの?ああ、光原さんは来てるね。(さっき、犯人当ての時に正解者の列に並ばれてましたね)
・今日のこれ(トークショウ)、最初は【ミステリ・ジョッキー】のライブをやらないか?といわれたんですけどね。
誌面では短編読んでから、ネタばらししたりする。だから、あれの再現は難しい。今日、事前に(僕らの)全作品を読んでくること、って言っても…。
有栖川先生:本人も覚えてないし!(笑)

さて、この後、戸川さんとSRの会の係わり合いについて話されますが…。
やっぱり、森村誠一先生とSRの会の関係、これが盛り上がりましたね(苦笑)

・戸川さんは大学一年のとき、ハヤカワミステリマガジン4月号にSRの会の事が載ってて、「これにも参加しなさい」と言われて入会。
・最初の例会のとき、乱歩賞特集だったので、乱歩賞受賞作を読んでここに来て、と言われて、読んで東京支部に。
受賞作をリアルタイムで読んだのは斉藤栄の『殺人の棋譜』から。島内さんと大野さんに鍛えられた。
・その翌々年、森村誠一さんのインタビューに。ひとりで。その時のSRの会の会員で森村さんと顔を合わせたのは僕だけです。
森村さんはその頃、スクールオブビジネスの講師をしておられて、その授業の後でした。
その時は御機嫌で、「こういう熱心なファンは有難い」と言っておられて。SRの会に自分も入ろうかとまで。
その後の選評を見たらボロクソに書いてあって、これはいかん、と。が、結局それを読んでしまわれて、非常にお怒りに…。
便箋6~7枚、震える字で抗議をされたんですが、マンスリーはその抗議の文面も載せた!(会場大爆笑)
森村先生はその後、推理作家協会報に、「SRの会から、こんなひどい目にあった」と書かれたんですが、田村さんが協会報に反論したら「この中(日本推理作家協会)にもスパイがいるのか」と仰った(またしても会場大爆笑。この森村先生とのことは、会員には大好物らしい…)
それから、森村先生がエッセイで「SR顛末記」というのを書かれて、私の経歴も全部調べ上げてあった。

綾辻先生:森村さんって、ほんっっとにいいひとで。
有栖川先生:いいひとですよねえ(笑)
綾辻先生:新人作家への励まし方とか、批評の仕方とか。
有栖川先生:読売新聞に、二十世紀が終わる頃、「推理小説のマイルストーン的な作品」というのを書いて、森村先生のも挙げたら、「大変ありがたく」というお礼状が来た。普通、若い人に対して、そんなんでお礼状なんて書かないでしょう?
綾辻先生:乱歩賞の選考委員に挨拶に行くんですけど、森村先生は丁寧に迎えてくださるんですよ。というのも、横溝先生が大歓迎してくれて夏の暑い盛りには氷菓子を用意して部屋を涼しくしておいてくれたと。で、自分もそうしようと。
島田荘司さんを真っ先に評価したのが森村さん。
有栖川先生:今日のテーマは森村さんでは?(笑)

戸川さん:後日、森村さんから献本があって。『捜査線上のアリア』。本当に森村さんからの献本なのか?と講談社に問い合わせたら「そうだ」ということで。ひょっとして(戸川さんが作品に登場して)殺されてるんじゃないかと思った(爆笑)
綾辻先生:森村さん的には「本格ミステリ的なものを書いたから読め」ということだったのでは?


(3につづく…レポ書けないとか言ってたくせに長すぎ…)
スポンサーサイト
Comment (-)

ページの最初に戻る