こんな本読みました。

読んで感じて書き出して、そして忘れていく。備忘録ブログ。

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『家族で語る食卓の放射能汚染』 安斎育郎 著

2012/01/11(水) 16:07:07 エッセイ・ノンフィクション THEME:読んだ本の感想等 (ジャンル : 小説・文学 EDIT
 Twitterで、きくまこ こと、菊池誠先生が、是非多くの人に読んでほしいと推奨されていた本です。
 やっとこさ読みました。今ごろ?!と日本中からツッコミが入りそうですが…。
 オススメです!



と言っても、100%文系のわたしが、数式だの物理だのをまるっと理解できる理系な脳みそはほっとんど持ち合わせておりませんので、ただ、読んでどう思ったか、と書くしかできないんですけど…。

とにかく、分かりやすい。

放射能、放射性核種、3月の大震災以来、日本中が怯える放射能汚染について、懇切丁寧に、ウィキよりしっかり理解できるように書いてありますよ。
自然放射線、人工放射線、日本の東と西での自然放射線の差による、ガンの発生率について……などなど。

福島原発事故後、にわかにメディアに取り上げられて毎日ネットにデマが溢れて何をどう心配すればいいのかわからなくなりつつある今。
わたしの知りたいことが全て書いてありました。

でね、タイトルのように、食べ物による内部被曝を、正しく理解したうえで怖がりましょう、ということです。

「放射能は、取り込まないにこしたことはない」という大原則。


地球上で生きる生物として、放射能ゼロで生きていくことは不可能で。宇宙創成以来、ずっとわたし達と共にあるんですから。
わたし達、よく言いません?
「なんか体が浮腫む。カリウム摂らないと」って。
バナナとかもしゃもしゃ食べる。腹持ちいいからダイエットになるしー♪とか。
それ、そのカリウムも、放射性核種なんですよ。
中に、食品の可食部1kgあたりのカリウム含量(グラム)およびカリウム40の放射能(ベクレル)の延々8ページにわたる一覧表があります。
それ見てると、……なんか今さら福島県産の農産物(基準値以下で流通しているもの)を徹底的に避けるとかそういうの、虚しいというかアホらしいと思いますよ。

そして、一回でも海外旅行に行くのに国際線の飛行機に乗ったことがあるなら、今回の事故で放出されたよりずっとずっと多くの放射線を被曝してるんですからね、そこんとこヨロシクw

ということです(笑)

先日、群馬大の某H教授が暴言ツイートして「ええ加減にせぇよお前」と大学側から訓告受けて、「不当だ!自分は間違ってない」このおっさんを支持する人たちも「言論の自由の弾圧だ!」とかわーわー吼えてますが。
実は。
根本的には、この安斎先生と言ってることはそう違わないんです。
ただ、H教授が教授らしからぬ思いやりに欠けた発言をし続ける一方、安斎先生は、静かに客観的に、原発の是非すら交えずただ事実だけを分かりやすく書いておられます。
同じように、内部被曝は避けるにこしたことはない、という話なのに、こうまで印象が違うのもなんだかなあ(苦笑)

とにかく、デマに惑わされないで、冷静にデータを見ていくには、もってこいの良書です。
「正しく怖がる」というのがどういうものなのか、それを自分の中で定義づけするために、役に立ちます。

被災地に留まるかたがたは、ご自分の未来と生命をかけて、こういうことをもっと早くに勉強されています。
そうして理解したうえで、住み慣れた土地に、不安とともに留まって頑張っておられます。
福島のかたがたを、福島産のすべてのものを、差別する理由はないし、自分の中の漠然とした不安と恐怖を福島のすべてに転嫁するのは失礼です。

また、政府と東電には、どんな悪い結果が出てもとにかく包み隠さずすべてを、国民に公表してほしい。
そのデータを見てどうするのかの、可能な限り正しい判断をさせてほしい。
国益とか、隠蔽工作の常態化とか、国民のためにとしているつもりのことひとつひとつが、ぜんぶ裏目に出てしまっている今は、今さら。どう取り繕ったところで、政府も東電も信頼回復はこれっぽっちも望めないんですもん、割り切って真実を明らかにしてください。



(同時代社)
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