こんな本読みました。

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『世界を信じるためのメソッド』 森 達也 著

2012/01/11(水) 15:41:58 エッセイ・ノンフィクション THEME:読んだ本の感想等 (ジャンル : 小説・文学 EDIT
『世界を信じるためのメソッド ぼくらの時代のメディア・リテラシー』 
 これもTwitterで知った本。児童文学作家の村山早紀先生がお薦めされていた、もともとは子ども達むけに出版された、理論社の《よりみちパン!セ》叢書のなかの1冊です。理論社が、まあああいうことになってむにゃむにゃ…で、とりあえず図書館で借りました。この書影のリンクから、新たに版元を変えた新装版として入手できます。
 と に か く 読 ん で !!



…と言っても、本当に読んでとしか言えない書けない。
抜粋も、どういう流れで書かれているのかも、読み手の主観でしか紹介できません(笑)

とにもかくにも、メディア・リテラシーという言葉を知っていて、でもそれを説明しろと言われたらちょっと困る…というひとには、ものすごく助けになります。

毎日、テレビと新聞を主な情報源にしているひとには、頭をガツンと殴られるくらいの衝撃があると思います。
ある程度は想像できたとしても、それでも知らなかったことがたくさん書かれています。

子ども達に向けて書かれた本なので、もちろんもちろん、子ども達はぜひぜひ読んでほしい。学校の課題図書にしてもいいくらいです。

今、わたし達日本人は、大震災と原発事故というつらい出来事に対して、100%受け身になってるひとがいっぱいいますよね。わたしもそうですもん。
目に耳に飛び込んでくる情報の暴風にさらされて、目を凝らすことも耳を澄ますこともしづらい。

新聞やテレビ・ラジオだけじゃなく、今はTwitterやfacebookで、被災地の訴えがダイレクトに届く場も増えて、それはいいことです。
ただ、情報量が多すぎて、考えるのが面倒になったひとが続出したんじゃないかと思う。それが、あの反(脱)原発デモ、最近では福島のお葬式デモなんて人間として最低にくだらなくて下品な集会もありましたけど、ああいう形になってしまってると思う。

この本は、常に問いかけています。

考えてみて。
あなたの答えはどう?

思考停止してしまえば、ラクです。集団の中にいれば居心地はいいし、同じ気持ちのひとしかまわりにいないから話はぽんぽん弾むし。自分を非難するひとはいない。

でも、常に疑ってかかること。ほらよく言うじゃないですか、話半分にして聞くって。あれです。

なんでも信じることは、人間として純粋というより、ただのおバカさんなんでしょうね、今のこのご時世。

テレビのニュースやワイドショーが見せるものは、わたし達に見せたいものであって、突き詰めればわたし達が見たいものを「作っている」わけで。
テレビ局や新聞が「わたし達に見せたくないもの」「わたし達に見せなかったもの」を加味して初めて、物事の整合性が取れる。それでも少しだけ。

現場に行って、自分の目で見て耳で聴いて肌で感じたひとの言葉が、一番信頼性がある。
テレビのこっち側で、お茶飲みながらふーんてな顔して流し見してるんじゃ、何も知らないのと同じ事。せめてその情報の裏まで考えて、現地現場のことを想像して、そこまで頭を働かせてやっと、「情報」になるんですね…。

「情報」を信頼してもらうには、情報の中身を捻じ曲げないで、受信する側の人間の多様性も考慮したいろんな見方で発信して、なおかつメディアとして信頼されなければ。

それでも、結局のところ「メディアをまるごと信じるな」というのは、「ひとをまるごと信じるな」というのと同じことかもしれないですね…世知辛い。

そういえば、わたし、以前マクロビとかオーガニックにどっぷり嵌まってたころ、食品添加物が怖くて、本買ってひととおり読みましたよ。
それで、発がん性物質をもつといわれる危険な添加物は避け、そんなに心配しなくてもいいよと書いてあった添加物は受け入れた。増粘多糖類のあれこれとか(興味のあるかたは調べてみてください。なかなか面白いですよこれ)。それでずいぶん、精神的に楽になりました。

情報って、そういうものだと思うんです。有用なものと無用なものを振り分けるのも自分でしないといけない。

今の放射性物質怖い怖いにしてもそう。放射線や放射能の専門家の先生に訊いたり著作を読んだりして、実際に自分で考えて振り分けれはいいんですよ。それでかなりストレスは減ると思います。
誰かよく知らない一般のひとがぽろりと発信した言葉や数値を真に受けて自分は何もしないなんてアホやし虫が良すぎるし、だいいち放射能汚染がどうとか言う前にそのストレスで体も心も壊すよ。
(ぶっちゃけ、原発由来の放射性物質は怖いのに、なんで農薬漬けの野菜や果物、リン酸Naだの亜硝酸塩だの発色剤だのといった発がん性物質てんこ盛りのソーセージとかそういうのは怖くないのか、わたしにはさっぱり理解できない。自分から進んで毒物摂ってるのに…)

今の日本人は特に、必読の1冊だと思います。ぜひぜひ!!

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