こんな本読みました。

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『ゴーゴーAi アカデミズム闘争4000日』 海堂 尊 著

2011/09/01(木) 11:44:57 海堂 尊 THEME:読んだ本。 (ジャンル : 本・雑誌 EDIT
 やっと読了です。大震災前からちまま読んでましたが、あまりのショックにしばらく読書そのものができず、ようやくお風呂読書を再開しても内容が内容なだけにやっぱりちまちまとしか進まない(苦笑)
 だからつまらなかったかというと、とんでもない、面白かったですよーw
 小説読んでるようなんですけどね、これが現実に起こったことだってんだから、本当に、事実は小説より奇なり!ノンフィクとは思えないです。はい。




わたし達一般市民が病院というと、待合室と外来の診察室、各種検査の部屋、入院するなら病室やナースステーション、…まあそれくらいですよね、目にするのって。

これは、医学界、ナントカ学会上層部と、海堂先生との押したり引いたりはねつけたり取り込んだり無視したりとメゲそうになる10年間の闘いの記録です(苦笑)
海堂先生のAi導入を提唱するに至る経緯と決意、有為性などのロジックが終始一貫してるしブレてないので、なんでこれで名誉毀損だので訴えられるのかがわかりません。東大の教授様ともなると、一般人とは違う医療社会がおありなのでしょうか。

海堂先生の小説をずっと読んでる人にはお馴染みの展開なんですが、そこにAi反対派、それも超否定派が紛れ込むと医療の世界はこんなにややこしくなるんですね…。


(2011年 講談社)

中には、グラフだったりフローチャートだったり研究論文の一部抜粋だったりとなかなか目を酷使する本ですが(笑)、これ、読んどいて損はないですよ。
もし自分の家族が病院内で突然急変して亡くなった場合、医療過誤を疑うじゃないですか普通。
海堂先生の理念を否定する頭が良すぎて自分のことしか見えなくなってるエライ人達は、わたし達の知りたいことなんて絶対に教えてくれません。解剖を承諾したとしても、何ヶ月もかかります。その間には既に葬儀を済ませ故人はお骨になってお墓に入ってます。
もし本当に医療過誤があったとしても、それを実証するすべはもう失われてるんです。
それを防ぎ、情報を包み隠さずに家族(遺族)に開示することを原則とするのがAi。
そのAiでも死因が特定されないときは、解剖すればいいんです。その必要がない、Aiで死因がわかれば解剖することもなく、亡くなった大切な人は綺麗な身体でおうちに帰れるんです。

海堂先生の主張はものすごくクリアでシンプル。心情的にも納得できるものです。

それを阻むのが解剖至上主義者と厚労省。もう国民のための医療じゃなくなってます。

たった一人で始まった海堂先生のAi導入を目指す闘いは、そういう頭のよさげで実は悪そうな人達の誹謗中傷や無視無関心の嵐に遭いながらも、じわりじわり、少しずつ理解者が増えていき、10年前と比べて今では全国にAiの概念が浸透しつつあるそうです。
関西、特に大阪と京都府立医大のやり方は気に入らんが。

そう、その関西で、各ローカルテレビ局に出まくってた時期の海堂先生、大阪はAiを素直に理解してくれて嬉しいと。
そのくだりでは大笑いしたわ♪(08年2月、156~157ページ)

これは、海堂先生の主張に沿って書かれた本です。
なので、ぜひとも、反対論者の人の書いた、Ai反論本が読んでみたい。

海堂先生を訴えた東大の教授様、たかがブログ(それも医学会員しか閲覧できないブログ)で気に触った書き方されただけで一切の話し合いを拒否っていきなり法廷闘争に持ち込むなんてお子ちゃまなことしてないで、本書けばいいじゃないですか。“引っこめAi”とかいうタイトルででも(笑)
自分達の既得権益を侵略する海堂先生憎しだったら、同じ土俵で議論を闘わせるべきです。そんなの、東大になんてとても近寄れないアホな素人にだって分かります。
もっとも、面と向かって議論したら、あっという間に論破されるからできないんでしょうけどねえ(爆)

それと、最高裁まで行ってしまった今回の訴訟ですが、裁判官はこの本を読みなさい。
貴方達が入手してる資料は、フェアなものですか?教授様有利、厚労省の官僚が書いたものじゃないですか?
これ読んでまだ海堂先生の書いたブログに落ち度があったというなら、司法も官僚に取り込まれたグダグダな世界ってことになりますよ。アホな素人が読んでも筋が通ってるのに、なんで一部でも敗訴になるのかなあ。摩訶不思議。


残念なのは、今回の大震災で、Aiを積極的にかつ健全に導入したり運用を開始し始めていた東北大などの機能がおそらくマヒしてるだろうこと。
心からお見舞いを申し上げるとともに、一日も早く復旧して、また地域医療に邁進できますように☆
《海堂ニュース》では、この大震災が発生してとてつもない被害の状況がメディアに流れてくるとすぐに、Ai学会の会員の先生方は法医学会と協力して現場(死因究明よりも身元の特定)にあたろうと全国の連携がはかられたとのこと。


最後に。
イラストがものすごくイイ!
海堂先生のイラストも、最初はなんとも思わなかったのに、だんだんそのくたびれ具合がよく描かれててw
この本は、キュートでラブリーなイラストが和ませてくれて、難しい内容のはずなのに楽しく読めました。GJです!

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