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『カフェかもめ亭』 村山早紀 著

2011/08/23(火) 13:26:47 村山早紀 THEME:読んだ本の感想等 (ジャンル : 小説・文学 EDIT
 うううまた泣きました泣かされました村山先生…!
 どこかに本当にあるといいなあ、風早の街。あるなら移住するよわたし!たそがれ堂、という不思議なコンビニがあって、おいしいお茶をいれてくれる優しいカフェかもめ亭があるなら行くよ!
 たそがれ堂シリーズもそうですがこのお話も、若い人はもちろん、日々に疲れて立ちつくす大人も読むべき物語。
 飛ぶように過ぎていく、流れていく毎日の中で後回しになってる大切なものを、思い出させてくれるのです。

(追記…実はこの感想文、村山先生ご本人をはじめ、担当編集者さんまで読んでくださったそうです。サイン会に行った時の反応がすごかった…///)



えーと、感想文書くのに普段わたしはメモなんてとらないんですけど。
この、かもめ亭を読んでるうちに、うずうずと何かを書き取りたくなりました。それがキーワードなのか、わたしの眼に焼きついたものかは分からないけど。

で、思うままに書き出したのが、↓これです。


青と白 海と空 水と生命 瞳と涙



写真ではなく絵(=記憶)

癒しというより励まし

自分に正直であること 

怖いものを怖いと認める勇気

〈カフェかもめ亭〉=〈堀田家〉=〈愚痴外来〉

夢と現実と子ども時代の終わりと魔法のかたち

猫の柔らかさ 人間の心のかたちに自由自在に姿を変えて寄り添える猫たち

瑞々しい若さ 赤 

子どもを型にはめない 威圧・抑圧しない 大人だからできること(キャリアまたは人生経験)

一瞬の無防備 むきだしの心 

バターケーキ

人魚 北欧 おとぎの国

あたたかい雪 

風早 風花 

草花(人間)と森(魔法)

許される子ども、許す大人、時間の魔法

もう一回エジプト行きたい!ナイルの悠久の青と紺碧の空とサハラの熱風


………なんだこりゃ(苦笑)
これでどんな感想文書こうとしたんだわたし?

中にちらりと、わたしと同じ読書傾向のかたでなければ意味不明なところがありますが。
でも、本当にそう感じたんですもん、しょうがないですよう☆
かもめ亭と、堀田家(『東京バンドワゴン』シリーズ/小路幸也先生)と、愚痴外来(『チーム・バチスタの栄光』に始まるバチスタシリーズもしくは田口・白鳥シリーズ/海堂 尊先生)って同じポジションなんだなあ、って。
話すことで、話を聞いてもらうことで、自分の人生を見つめ直し、油を注し、また一歩を踏み出すために背中を押してもらう、そんな場所。

中でも一番、わたしの涙腺が決壊してえらいことになったのが、【ねこしまさんのお話】!
これはあかんわ…猫飼い猫好きには直撃です…☆
わたしも昔、小説読んでてそれがトラウマに触れて号泣してたとき、女王様がそっと寄り添って来てくれて慰めてもらった思い出があります。あの、両親でさえしなかった慰めをくれた、あたたかいぬくもりを思い出した…。
そして、その寄り添い方はまるでぽってりとしたスライムのようなウチの女王様のパーフェクトなジャストフィット具合まで(笑)


子どもも大人も、魔法や奇跡を信じたい心は死ぬまでずっと持ってると思うんです。むしろ、その魔法や奇跡を一度でいいから見てみたいと願うから、生きているんだと。
辛い現実の中に居る人も、外の世界を知らない若い人も、ひとつ所に留まれない人も。
どんなささいな、ささやかなものでもいいから、奇跡を起こしたい。見てみたい。それによって、自分がどう変わるのか、世界がどう変わるのかが知りたい。
よく言う、「自分にしかできないことを、する」のは真摯な生き方にはちがいないけど、別の方向から見れば、自分のチカラで奇跡を起こして世界を変えてみたい、誰かのヒーローや魔法使いでありたい、ということじゃないかな。
その空想(や妄想)をどうにか動かして行動することを、夢、というのだと思えてきました。イメージしてるだけのは夢とは言わないというか。

ただ、一方で、本当の魔法使いに出会うと、人は恐れおののきます。自分と同じじゃない、だから自分には理解できない、というように。
科学は、自分たちが理解できるように世界をバラバラに千切った末の、きれっぱしです。そのごく一部だけを見てるわたし達は、世界全体を知らない。自分が持ってるそのきれっぱしを世界中の全ての人たちと持ち寄って繋ぎ合わせられれば世界や宇宙が分かるんだろうけれど、同属文化や人類と科学の進歩というお題目を盲信するわたし達には、繋ぎ合わせるための地球サイズのスペースもマクロサイズのセロテープも見つけられない。
その、スペースやセロテープが魔法であり、持ってる人は魔法使いと呼ばれるんだと思います。

でもたぶん、みんな、そのセロテープが欲しいんですよね?
持たないまでも、拾ってでもいいから、また貼り合わせるのは大好きな人たちとのほんの一部分でもいいから、人生で一度くらい使ってみたい。
その隠し持った願いを、童話や寓話、小説という形で、補完しているんじゃないかな。

たそがれ堂やかもめ亭のある風早の街の物語は、架空の小さなまちのはずなのに世界を俯瞰するような、広く自由な心に近づけるような気がします。
色鮮やかな花が咲き。風が吹き抜ける。悲しい時代を経てなお透き通った風早の街。
日本のどこかにあるといいな。
無いのなら造ってみたいな。
見果てぬ夢物語ですが…☆

(2011 1 ポプラ文庫ピュアフル)
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