こんな本読みました。

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花園大学ミステリトーク2010実況3

2010/10/03(日) 16:36:29 イベントレポ THEME:その他 (ジャンル : その他 EDIT
(ああいったいいつになったら終わるのこのメモ……(涙))


佳:じゃあそろそろ海外にいきましょうか。海外というとこの人の話が長くなるだろう、クイーンから。
一巻1人しか選べなかったら、まず一番にEQで指を折る?(←このあたり、いまひとつ意味が分からず)

北:(全著作の)流れを含めて「ミステリ」。
有:EQは変わった作家なんですよね。普通ああは書かない。推理小説はあそこまでするもんじゃないし、推理小説はあれだけじゃない。よく、初期と後期は違うというじゃないですか、じゃなくて、初期から中期後期と延長線上に溶けていったんです。その溶けた上で作家として踏みとどまって、完結した。
北:完成しようがないよ。
有:後期は、なりゆきでしょう。
北:『検察局』の前に“エラリークイーン”の名前がなければ、ただのパズル。(でもここでは、という意味か?私は、ということかも)一般論で話そうとは思わない。クイーンって書いてあったらなんでもいい(笑)
有:愛してたら「そこはちょっと…」っていえるんじゃない?
北:愛の形が違う!(爆笑)

北村先生がEQから3作、採るとしたら。
北:『シャム双子』、『十日間』、『クイーン検察局』。ハヤカワから『エジプト十字』『災厄の町』『最後の女』が出たけど、この『最後の女』は新訳だったからというだけでズルイよね。デキはよくない。
有:『Y』は?
北:バーナビー・ロスで一巻!(大笑)
有:『X、Y、Z』ときて『最後の』で完結。
北:『十日間』は、クイーンの歴史を見るような、そんな似た展開になってる。転換点。有栖川さんならどの3作?
有:……………(俯いて考え込む)
北:早く言いなさい!(笑)
有:そんな簡単には……
北:ズルイじゃないですか!(大笑)

有:じゃあ…『ギリシャ』『Y』『最後の一撃』。
北:『一撃』は駄作だけどね。完結してなかったら傑作だった。
有:(EQが)今までやってきたことの再現ですからね。出がらし感いっぱい。でも作家はそれでいいと思う。みっともなく終わるというのが。
北:『悪の起源』なんかもいいね。佳作。ものすごくはっきりしてるから、EQのような小説を書きたい人にはお手本のような。
有:『検察局』軽くない?『カレンダー』とか面白いですか?
北:その軽さがいい。くだらんと言われたらそうかな。でもいいよ。(有栖川先生は)まだ毒がまわってないよ!(大笑)

有:作中のエラリー・クイーン、私あまり好きじゃないんですよね。
北:ピンとこないね。
有:探偵としての役割は果たしてる。ただ、リアルに考えたら、自分に甘くて苦労知らず。好きな男じゃない。
ドルリー・レーンは好き。ああいう男はいいし、(言動が)分かるような気がする。
エラリー・クイーンは女の人がひどいでしょ、ダサイ。

北:エラリー・クイーンがロジック。カーはトリック。…クリスティだと、『ホロー荘』『クイン氏の事件』『ポワロの“アレ”←ネタばらしになるので言えない』
有:私は…『ポワロのクリスマス』『5匹の子豚』…ポワロばっかりやな…マープルからだったら…『鏡は横にひび割れて』…マープルあんまり好きじゃない…。

全集じゃなくて、『誰某のちょっと面白い集』とかいいよね。と(笑)

佳:じゃあ次、カーにいきますか。
北:カーって言ったらやっぱり『三つの棺』でしょ!あと『皇帝のかぎ煙草入れ』『火より燃えろ!』とか。
有:急にまともになりますね。
佳:カーって、駄作について話す方が盛り上がるんですよね…。
有:…じゃあ…『三つの棺』を読まなくてもミステリ好きになってもらえそうな…『火刑法廷』『緑のカプセル』(佳多山さんが、おお!と言いつつ板書)『プレーグ・コート』(おなじく。なるほど)

有:綾辻さんと安楽椅子探偵とかで話し合っててダレて来た時、こういう、誰々の作品の中でとれが一番好き?という話がいいんですよ。自分の新作とかの話をすると、ああなるほどとかそれだけやけど、こういう話だと、そんな見方があるのか!とかもう一回読んでみようとか。
北:綾辻さんと有栖川さんのコンビのトークはすごく面白いよね。独特の空気感があって。

北:カーは全部読みたい気になるね。
有:一番読みにくいけどね。訳のせいでもあるけど。

有:北村さんて、日本史に強そうなイメージでしょ?でも世界史なんですよね。
北:日本史は漢字読まないといけないのがめんどくさい。
有:私は世界史のカタカナがめんどくさい…。

クイーン、カー、クリスティのほかに、この人のだけは読んだ方がいいというのは?

北・有:「「チェスタトン」」

有:それにしても、カーのラインナップが一番まともですね…。

北:今の若い人は古典読まない?
佳:読みませんね…。『アクロイド』とか『オリエント急行』とか、今の大学生でも読まない子が多いです。
北:トリックの先例を知るためにも(この4人)これくらいは読んだ方がいいけどね。
有:いや、今の若い人は、読む本がいっぱいあるから。古典にまで手が回らないんですよ。わたし達の若い頃はね、新刊がなくて年に3、4冊くらい?古典しか読むものがなかったから。
北:メールしてる時間があったら…(古典読め!といいたいらしい)
有:わたし達は若い頃に一生懸命古典読んで、書いたらデビューできて、本を買ってくれて。虫が良すぎる。
北:とりあえずの基本は押さえてもらいたいね。
佳:授業で古典読ませて(単位取らせて)ます。
北:それで単位になるっていいね!

有:話の前後にどういう流れがあるか、今だから分かるんです。
佳:『オランダ靴』、中学生の時に読んでその時はただパズルで楽しいだけ。大人になって読むと、大恐慌が背景にあって深く関わってるとか動機が理解できるとか。
北:『オランダ靴』…一回しか読んでない。『ローマ帽子』で二回。『シャム』が三回くらい、『Y』も二、三回。

有栖川先生よりも骨の髄までエラリアンな北村先生が、それほど再読してないという話に、会場がどよめきました。

と。ここでいったん休憩です。
わたし達はアンケート用紙に先生方への質問を記入したり、トイレ休憩したり。
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