こんな本読みました。

読んで感じて書き出して、そして忘れていく。備忘録ブログ。

加藤実秋 > 『インディゴの夜 Dカラーバケーション』 加藤実秋 著

『インディゴの夜 Dカラーバケーション』 加藤実秋 著

2010/05/07(金) 11:23:50 加藤実秋 THEME:読んだ本の感想等 (ジャンル : 小説・文学 EDIT
 インディゴシリーズ4作目。このタイトルから、これまでのミステリフロンティアレーベルから外れました。…なんで?
 ドラマ版にどっぷりハマってただけに、この新作はもちろん初読ですからストーリーの展開を楽しむことと同時にそれは俳優さんたちが三次元で動いて喋ってる姿に脳内変換。ドラマと原作では設定が一部変更されてたレギュラーキャラがいるので、原作の描写にちと戸惑いもありますが、でも良い意味でドラマ版がフィードバックされた新刊でした。
 ちなみに、ミステリ色はかなーり薄め。そっちを期待すると外されるのでご注意。




さて。

あああ~~~憂夜さんがぁぁぁジョン太がDJ本気が犬マンがぁぁぁ!
活字だというのに、妙に眼力があったり巨大なアフロがゆらゆらしてたりダボダボな服着てマフラーしてたり銀縁眼鏡をすいっと上げたり…。集中できねえぇぇ(苦笑)

そしてそして、いや原作がベースなんでこっちが基本なんですけどなんかあの超絶美形な似非フランス人の空也様ぁぁぁぁ!口は悪いけどかっちょええぇぇぇぇwwwww
見ず知らずの女性や子どもだけじゃなかったのか空也様のフェロモンて!なんでこんなものまでイチコロにさせられるんですか!(爆笑)
これは是非とも、ドラマで観てみたかったよ!

で、ドラマのオリキャラで今回小説に逆輸入した登場人物って、あの人でしたか。
でもってこれが、ドラマ版をさらに上回る、使える人だった(笑)
さすがにこの甘党っぷりは気持ち悪いけど、でもクライマックスはめっちゃ格好よくて、ついドラマでのあの演じ方を思い出して、そうかトボけた顔してたけど実はこういう事もできるのかこの人は!って筋違いな感想。

ドラマからのフィードバックといえば、憂夜さんもそうでした。今までの3作で、こんなにほいほいとお茶淹れてたっけこの人。
おまけにというかさらにこの小説版では、ドラマの上を行く凝りようでしたよ……ステビアって自分で栽培できるの?ていうか、何処で育ててるのハーブ。
この憂夜さんの不可解な行動と隠された過去が、表題作の【Dカラーバケーション】の軸になってるんですけど。
憂夜さんの過去が気になってしょうがない晶さんの野次馬根性を、こういうセリフでストンと落としたんですね。まあこれはこれでいいとおもう。
それにしても、誰もがぜったいに口にしなかった疑問をいちいち声に出すDJ本気に大笑い。ドラマのあの彼がこういうKYちゃんには繋がらないので、そのギャップが楽しかった。
アレックス、あんたが本気出したらDJ死ぬから。みんなで締めるのはいいけどあんたは手加減しなさいよね。……まさか車のフロントガラスを砕くとは……。

インディゴもいろいろ営業形態を変えつつ頑張ってますが、二部制にしてイマドキの若者を入れたことで、晶さんのアラフォーっぷりがますます際立ってるこの新作。バブル時代とか昭和のアイドル全盛期なモノに対するツカミの良さに何度も笑ってしまいましたよ。

手塚くんたちにしても、悪意があって交わらないんじゃなくてそういう生き方しかしてこなかっただけというのが分かるから、皆も反目はしても解雇とかにしたりはしないんでしょうね。
まあその手塚くんたちも、1話目ではまだ自分たちのスタンスを保ってたけど、2話目からはもう結構ジョン太たちとも馴染んでるし☆(1話目のラストシーンで、生まれて初めて本気出したんじゃないのこの子w)
あ、何故か手塚くんと意気投合した、オタク狩りに遭ったこの人物、すぐに分かるですよこれは。なんで気付かないのみんな!って何度もおもったもん私。
(マンガにもよくあるネタなので珍しくもないしむしろ王道だし!)

3話目のお話は、豆柴に尽きますね。
…ただし、ドラマでのがしゅういん氏をイメージすると崩れますので、もっとヤサグレてヨレヨレで男気があってガラの悪い刑事さんを想像しながら読む方がいいです。はい。
豆柴のプライベートもそうですが、やっぱり刑事という仕事に対する心意気がね、オトコマエですわこの人も。もっとも、一緒に閉じ込められたくはないけどね。
そしてこのお話がまあ一番、ミステリーっぽい展開だったとおもいます。いやサスペンスか。晶さんと豆柴とが共にピンチ!

表題作のDからーばけーしょん。
うーん……スピード感があって空也様大活躍で志津香さんも漢な人で(え)章司くんがまたすぐにどっかに飛んでしまう人で(笑)、シリーズがこれからも続くならこの人たちもレギュラー決定!という新キャラを楽しむのとは別に。
憂夜さんがおもわぬ形で関わってたらしい当時の事件の真相よりも、

すいません、憂夜さんって、いったい、おいくつなんでしょうか…(超小声)

いやっ!訊いちゃいけないんでしたねっ!憂夜さんの謎は謎のままでないと、私達にそのお姿を見せては下さらないのでございますねっっ!(あたふた)

久しぶりに四十三万円も登場して相変わらず晶さんとは相性最悪でなによりwww
そしてなぎさママがまた一段と素敵でしたよん♪その組合を見学させてくれませんか?

なんかまだまだいくらでもお話が出来そうな、新キャラの加入でますます愉快なインディゴの仲間達。
これはぜひ、ドラマも続編作ってください☆


(2010.4 東京創元社)
スポンサーサイト
Comment (-)

ページの最初に戻る