こんな本読みました。

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『ねにもつタイプ』 岸本佐知子 著

2010/03/08(月) 02:47:03 岸本佐知子 THEME:読んだ本の感想等 (ジャンル : 小説・文学 EDIT
 ええと、これも『生きる技術は名作に学べ』と同じく、有名本読みブロガーさん(ついでに最近は、ケータイ大喜利のレジェンドさんとしても、つとに有名になられましたね)のINOさんの御宅で知った本。そしたら、AXMミステリーchのBook倶楽部であのトヨザキ社長も選んでおられましたね。
 1タイトル3ページという短いなかに、これでもかという空想妄想の数珠繋ぎ。そしてめちゃめちゃ面白い!うんこれは確かに、電車に中とかで読んだらダメですね。大笑いしたくてもできないわ、かと言ってニヤニヤしてたらそれはそれで怪しい人になるわ。
 重-い本を読んだとか後味の悪い本だったよーとかいうときの気分転換にはもってこいの1冊です。



この岸本さんの著作は初めてだったので、この本面白いよーという情報以外、どんな文章を書かれるかたなのかさっぱり予備知識のないまま、しょっぱなの「ニグのこと」を読んだら、最初はなんのこっちゃ、という感じだったんですが。

これがねー、なんというか、クセになる。

この岸本さんの空想力というか妄想世界というのははてしなく繋がっていてひろがっているので、いったいどこまで飛んでくんだこの人は!と、くすくす笑いながら読んでました。
そして、大いに共感しました!
ていうか、私の思考とか妄想って、まわりにだだ漏れだったのか?!というほど、私にも覚えのある内容ばかり。

特に、そうそうそう!分かる分かるー!と、とにもかくにも岸本さんちに駆けつけてぶんぶん握手したくなったほどだったのが。

「マシン」…これ、今でも田舎のばあちゃんちにあるんやもん!私も子どもの頃は遊びに行くたびにいじってた。
次の「星人」…これは身につまされた…私のことじゃないですか…(涙)
「じんかん」!!!!!これ!これ分かる!ものっそい分かるよ!私もときどき、こういう感覚に陥ることがあります。私だけかとおもってた。
「ニュー・ビジネス」…通販のくだりには目からウロコでしたよ。
「フェアリーランドの陰謀」…これ、苦しいよねえ(笑)でも気持ちは分かる。
「ホッホグルグル問題」には、腹抱えて笑いましたw
その笑の余韻を引きずりつつ次の「毎日がエブリデイ」に進む。ああもうだれか集中力がどこで売ってるか知りませんかー♪
「桃」でまた膝が落ち、
「目玉遊び」はモロ私の小学生時代の姿やないの!ぎゃーーー!(脱兎)
「Watch Your Step」これはぜったいに誰もが一度は通る道。覚えがないとは言わせない。
「作法」……vsっていうのがなんとも(苦笑)
「生きる」…確かにこういうことってありますよ…忘れたフリするけどなんか気持ち悪いの。
「とりあえず普通に」…なんかやっと翻訳家さんとしてのぱりっとした姿が見えてほっとする。けど、出てくる事柄はちっとも普通じゃない。うん。
で次の「ピクニック」に続くわけで、なんか笑っていいのか哀愁漂うというか…愉快な職場だ。
「むしゃくしゃして」…これは、ミステリ読みには唸る内容。ラスト三行が秀逸。
「夏の逆襲」と「ツクツクボウシ」、これはぜひ今年の夏に再読したい。実感が伴ってさぞ愉快だろうね。
「マイ富士」…妄想もここまでくるとゲイジュツの域。これどこかの会社で商品化してくれないものか。

まだ他にもあるんですが、キリがない。

エッセイというには妄想が過ぎるので、たぶん八割九割はフィクション、掌編の小説みたいなものじゃないでしょうか。
でもまあよくここまで、どこまでも遠くへ飛んでいけるものですねえ、人間の思考って。
本当に岸本さんの頭の中がこんなだったら、私はものすごく分かり合えるいい友達になれるか、同属嫌悪で近寄りたくないか。どっちかな。私としては、手に手をとって一緒にどこまでも飛んで行きたいなあ。

たいへん愉快な本だったので、これならと岸本さんが翻訳された『中二階』をお取り寄せしました。楽しみ楽しみ♪


(2010.1 ちくま文庫)
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