こんな本読みました。

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感想文いろいろ6

2009/11/17(火) 21:14:44 感想文いろいろ THEME:読んだ本の感想等 (ジャンル : 小説・文学 EDIT
今回は、『文化祭オクロック』、『読んでいない本について堂々と語る方法』、『ここに死体を捨てないでください!』の3タイトル。懲りずにネタばれってる気がするです…。


『文化祭オクロック』 竹内 真 著 (東京創元社)
………高校生の文化祭万歳小説(笑)。でも実際こんな文化祭ならさぞ楽しかろう。ということは、ミステリ色は薄め。文化祭のみに特化した方がよかったのでは、という意見に一票。…コーラの機転でDJネガポジの2日目の企みは流されてしまい読者には明かされていないけれど、たぶん2回目の藤原クンのドミノ倒しに巻き込まれたという先生が“そう”だったんじゃないかと読める。だからDJネガポジも寺沢君も笑い転げたんじゃ?そして私は、最初から最後までユーリが大嫌いでした(笑)
爽やかな青春小説が好きな人にお薦め。


『読んでいない本について堂々と語る方法』ピエール・バイヤール著 (筑摩書房)
………読みにくかった…★
ていうか、読んじゃだめなのか(笑)
ということで読んでません、ええ読んでませんとも(笑)
読みにくいなりに印象的な部分も多々ありますが、例えば、1冊の本を手に取った瞬間それは別の本を読まなかったということ、というロジック、読書を始めた瞬間から、抗いがたい忘却のプロセスが起動する、という見方はなるほどねえ。
ただ、ミステリ読みさんがもしこれからこの本を手に取ることがあるとしたら、『薔薇の名前』(ウンベルト・エーコ著)、『第三の男』(グレアム・グリーン著)、『フェルディノー・セリーヌ』(ピエール・シニアック著)、…他にもいくつかタイトルが出てきますが、この3作品についてはオールネタばれしてます。ところがこの本の主旨からしてご想像のとおり、この中で触れられている結末が実際のネタを割っているものなのか、未読なる身では今ひとつ判然としません。私達読者の側が、この3作品を全部読んでいてストーリーを知っているならどこが違うかということも分かるし、訳者あとがきによれば実際に違う部分があるらしいですが。でも違っているからこそこの本の意義が強調される。それが何とも小憎らしいことです(笑)
そして、何より凹んだのは、本を読んで感想を長々と書き連ねることで、逆にそれは作者を深く傷付けることになるというくだり。がーーん。
巻末の訳者あとがきが、最もスッキリと読めました(笑)


『ここに死体を捨てないでください!』 東川篤哉 著 (光文社)
………「烏賊川市シリーズ」の、…んーと、第何弾?昨年末の『本ミス』だか『このミス』だったかそれとも『俺ミス』のうちのどこかのアンケートというか寄稿の中で、東川さんが決意表明なさってた“三日月池云々”てのが本作でした。
いやもう、相変わらずのギャグ度、おフザケ度満載で、好きなシリーズなんですけど。…今回はちょっとキツかったなあ私には。この程度の展開でも投げようかと思ったくらい、私は本当ーに叙述形式はダメだ。読み進めればこんな感じなら叙述にも入らねーよっ!とあちこちから石が飛んで来そうだと分かったものの…★
前作の『交換殺人には向かない夜』ほどガチな感じじゃなくて真犯人も動機も少しユルめなんですが、そんな分かりやすい伏線と展開であってもきっちり本格ミステリです。それよりもこのシリーズは、鵜飼さんと流平君と朱美さんのそれぞれのボケとツッコミを楽しみ、砂川警部と鵜飼さんの丁々発止を楽しみつつ、謎の真相に迫っていくという欲張りでたいへん愉快な作品。シリーズの中でおそらく一番使えない子だった流平君やら、哀れ志木刑事と意外に黒かった砂川警部、そしてなんと言っても「エグザイル」!!真夜中に読んでて、腹抱えて笑ったよwww

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