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『シー・ラブズ・ユー 東京バンドワゴン』(文庫・再読) 小路幸也 著

2009/04/23(木) 18:13:44 小路幸也 THEME:読んだ本の感想等 (ジャンル : 小説・文学 EDIT
 
さあ、景気づけに!ってわけでは決してなくて、でも結局、明日の最新刊『マイ・ブルー・ヘブン』の予習復習みたいな感じがしてしまうのは私だけでしょうか。
 とにかく、めでたいシリーズ2作目の文庫化!
 少し加筆なさったらしいですが…すいません、そこまでチェックしてません…。
 まだ小路さんの作品をご存知でないかたには、前作、というかシリーズ1作目の『東京バンドワゴン』と合わせて文庫になったことですし、ぜひともお手に取っていただきたいです。




単行本のと、どこらへんが加筆されて違うのか、単行本の再読を今すぐにできないのが申し訳ないです…。そんな時間ない~(涙)

ただ、これは2年前の発表時にも思ったことですが、シリーズ1作目の『東京バンドワゴン』のときよりも、キャラクタがスムーズに動いてる感じは受けますね。
まあシリーズもの1作目なんて、キャラ紹介やら設定説明やらで、多少なりとぎくしゃくしてしまうものですが。
でも、前作でもそれほど不自然じゃなかったんですよ、読み出したら止まらないほど面白かったし。
それは多分、小路さんの中で、もう細かいところや隅々にまで構成が完成していたからでしょうね。だから、キャラ達が作者の手から勝手に動き回っても(笑)、小路さんはそれをちゃんと御せるんでしょう。

で、新たにすずみさんが家族に加わって皆と仲良く暮らしてるし、脇坂のご両親とも雪解け以上に上手くいってるし、ご近所さんとも相変わらずで、もう安心して読める。
身元不明の赤ちゃんだろうが、我南人さんのまわりに絶えない美女の姿とか、幽霊とか、果ては警察の手入れまで(激違)、何があっても大丈夫だろうと思わせてくれる。
先の読めないハラハラするスリリングな物語もそれはそれで大歓迎なんですが、やっぱりこういう当たり前の、年中行事みたいな息のつける小説も素晴らしいです。

でもまあ。
私のごく個人的な印象なんですが。
昨年のシリーズ3作目である『スタンド・バイ・ミー』はもう、1人でいいトコぜーんぶもってった藤島くんでしたが、実はこの『シー・ラブズ・ユ-』のときから結構おいしいポジションだったんですねw
もしかしたらこの人が影の主役級かもしれん、と思いましたよ。
何気に堀田家のみんなに可愛がられてるしね、特に勘一さんに(笑)
間口も広けりゃ懐もだだっぴろい堀田家の面々ですが、とにかく1度認めた相手は、心底家族同然なんですね多分。

この藤島くんの過去の事件、なんでこんなに哀しい思い出があって屈託を抱えてるのに、IT企業の社長さんでしかもめっちゃセンスのいい競争率激高のイケメンが1人でフラフラしてんだかねえ(笑)
青ちゃんばりにトラブルの原因な気がするんですけど私。
で、この藤島くんといい青ちゃんといい、それより何より我南人さんからしてその存在感がすごいから、紺ちゃんが冴えない冴えないと言われ続けてますが。

リアルな私はかなりのイケメン好きですが、このお話ではそんなイケメン揃いには目もくれず紺ちゃんイチオシ大プッシュwww
名探偵びいきだからねえ私…事件が持ち上がるたびに、話を整理して知恵を出す紺ちゃんのインテリっぷりはもう、ヨダレが出るほど大好物です(おいおいおい)
裕太青年のおじいちゃんの遺品のからくりに気付いたり、刑事さんに切った啖呵もイケズでいいなあ♪

話として一番好きなのは、一話目の【冬 百科事典は赤ちゃんとともに】ですね。
裕太青年の言動と赤ちゃんと…が、するりつるりと繋がりが綺麗で、かちっかちっと嵌まっていく感じ。ミステリでいう伏線の回収ではないけど、そういう納まりの良さが綺麗で唸ります。

さて。
明日の最新刊『マイ・ブルー・ヘブン』は、サチさんと勘一さんの出会いという番外編。
なので私のイチオシキャラである紺ちゃんはもちろん、現在の堀田家やご近所さんの半分は出てきませんけれど、そのかわりといってはなんですがこの新刊にも素敵なおかたがwww
こんな隔世遺伝ってあるかな?あったらいいなあw
あー、確かにこれは、勘一さんは孫の中でも紺ちゃんには一目置くはずですよね。そっくりやもん。『青春と読書』で連載を読んでるとき、初めてこのおかたが出てきてくらりとしましたよ私ったら。これまたストライクど真ん中ですわ。

単行本になるにあたって、大幅に加筆修正されたそうですが、一体どんな風になってるんでしょ。
ふっふっふ♪明日が楽しみですwww


(2009.4 集英社文庫)
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