こんな本読みました。

読んで感じて書き出して、そして忘れていく。備忘録ブログ。

スポンサー広告 > 『ぽんこつ喜劇』 浅暮三文 著
浅暮三文 > 『ぽんこつ喜劇』 浅暮三文 著

スポンサーサイト

--/--/--(--) --:--:-- スポンサー広告 EDIT
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
Comment (-)

『ぽんこつ喜劇』 浅暮三文 著

2009/03/06(金) 14:38:19 浅暮三文 THEME:読んだ本の感想等 (ジャンル : 小説・文学 EDIT
 またなんとも読者を選ぶ本です(笑)
 浅暮さんの作品をお好きなかたには楽しいですが、どうにも馴染めないわーと過去に思ったことのあるかたには、絶対にオススメできません★
 私はというと、まー楽しかったことったら!
 ところが、いざ感想を書くとかご紹介するとかいうことになると、書きようがないなあとも思ったり。最初から最後までが「実験小説」なので、ネタバレどころか……うむむ。
 興味があるとか迷ってるというかたのみ、この先にお進みください。



実は、浅暮さんの先行する実験小説『ぬ』を未読なんです私。
今すぐにでも読みたくなりました。
そんな感じ(なんだそれ)

とにかく、○○のたくらみに満ちた本、というコンセプトなので、どれを取っても愉快なんですが。

まず、プロローグからして食ってます(笑)
結局、ここに出てくるプロットはどうなったんでしょう?
私はぜひとも読みたいんですけどねえ♪

このプロローグが“第一話”で最後のエピローグが“第十二話”になってるので、これも実験小説なんですよね。
全体を貫くたくらみがあるとしても。

で、どんな内容なのかは伏せますが、各タイトルだけ。

【プロローグ】
【ミスター・サムワン】
【八宝菜は語る】
【十指相関図】
【星を巡る言葉】
【八枚の石】
【博士の事件簿】
【こちら相談室】
【海へ】
【渦】
【或る発明史】
【エピローグ】

となってます。

まあ、ショートショートのような感じですが、発想というか展開というか、とにかく奇想天外な話ばかりで。ちゃんと読むために本を動かさないといけないってどうよ(笑)

私の好きな話は、【八宝菜は語る】……今度から八宝菜を作るたびに、というか野菜を見るたびに、じーーっと見つめてしまいそう。耳を澄ますとか。確かに言われて見れば、そんな感じがするよ。特に、にんじん・たまねぎ・とうもろこし。ラストはいいんですかそこまで書いて、なんですがまあ自然現象だし(笑)

それと【十指相関図】は、なんともブラックでいい!自分の両手をいくら見つめてみたところで、こんなこと考えたこともなかったですよー。

【星を巡る言葉】はSFと言うと違う気もする…けど、これまた大概の雑誌には必ず載ってるアレを見て、こういう空想を膨らませるとまた楽しいものなんですねえ♪
最後の星は、さてどーしましょう★

【八枚の石】は、オチに笑ったwwあの星にとって、アレは廃棄物だったのかー…ちょっと複雑…。それにしても、これ、レイアウトが大変だったと思う。私は好きですこういうの。子どもの頃よくやったよ。

【こちら相談室】も趣向に富んだ一品!はっきり固有名詞が書いてあるわけじゃないのにちゃんと誰なのか分かるしwwwそうかーこんな風に思ってるかもしれないなー、とか?ウソウソ(笑)薄皮どころか鉄板が挟まってるような噛み合わなさ、ズレがいいww

これ、文庫落ちしたら買おうと思ってたんですが(今回は図書館で借りました)、文庫よりもこの大きさ(単行本)の方が価値がある気がする。
というわけで、これも買います。絶対買います。厚さの割りにお値段が張る気が無きにしも非ずですが、これだけ楽しませてくれるんですから目を瞑りましょう。
ていうか、自腹で買ってカバーを外さないと意味不明なところがあります。4.って何やろ?と思ってたんですが、とあるかたのレビューを読んで納得。これは図書館で借りる本じゃないわ。
てことで、自腹で買ったかたへ。
カバーを外しましょう(笑)、本の本体まで見る必要があるそうです。私も書店で確認してきます。
最後の最後、装丁の直前の最後の最後のページまで必ず読みましょう。特に奥付は見逃してはいけません。
その為にも、各タイトルの最後のマークをしっかり見ておきましょう。これが大事。どれかに繋がってます。
著者近影のアレはなんですか(笑)出版社ですよね、これ。行ったことないから分からないけど。その下の著者紹介までが作品です。念のため。

と、最初から最後まで気の抜けない作品ですが、これを上梓した浅暮さんは稚気に満ちた愉快なかたですよねえ、やっぱり。
2003年に日本推理作家協会賞を受賞した『石の中の……』も読みたいと思わなくもないんですが、いかんせんタイトルでまずアウト。自分の本棚にアレ(天敵)の文字があることすら許容できないし、アレの文字の入った本を手に取ることも無理なんですもん。とほほ。

(2008.12 光文社)
スポンサーサイト
Comment (-)

ページの最初に戻る

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。